食生活でキレイな腸に
腸の働き
・栄養素を吸収、老廃物を排出
・人体で最大の免疫機能を持ち、病原菌やウイルスを攻撃
・幸せホルモンセロトニンの95%を作る
・第二の脳と呼ばれ、身体全体に影響を与える
腸の働きが低下すると、便秘になり老廃物が腐敗していきますし、せっかくの栄養素も吸収しにくくなってしまいます。
セロトニンは、精神状態を安定させ前向きな気持ちにさせてくれるものです。
歩き始めて15分で腸が働きセロトニンが作られるそうです。
また、腸は代謝と大きく関係する肝臓と深く関わっています。
腸の働きが低下すると肝臓に負担がかかり、代謝機能が落ちてしまうのです。
私たちの身体は代謝を行うことで糖や脂肪をエネルギーに変換しているので、代謝が落ちると痩せにくい体になってしまいます。
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腸内には3種類の細菌があります。
・善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)
┗免疫力アップ
┗ビタミン合成
┗腸管運動促進
┗消化吸収を助ける
・悪玉菌(大腸菌、ウェルシュ菌など)
┗腸内を腐敗させる
┗毒素、発ガン性物質を発生させる
・日和見菌
腸内で優勢なほうの菌の味方をします。
理想のバランスは
善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7
当然ですが善玉菌が多いほうが美容や健康、ダイエットには有利になります。
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善玉菌を増やし悪玉菌を増やすためには、普段の食事から食物繊維を意識してみましょう。
食物繊維には2種類あります。
・不溶性食物繊維
水分を吸収し膨らんで便のカサを増す。排便を促す。
さつまいも、とうもろこし、ごぼうが代表的です。
・水溶性食物繊維
糖分や脂肪の吸収を抑える。
りんご、昆布、わにめ、しいたけ、えのき、こんにゃく、オクラ、アボカドなどに含まれています。
(納豆は、両方の食物繊維をバランス良く含んでいるのでオススメです。)
水分不足の状態で食物繊維を摂取すると、便が固くなり逆に便秘の原因になってしまいます。
特に不溶性食物繊維を含む食品を食べる時には、水分を一緒に摂ることも忘れないようにしましょう!
お肉の食べ過ぎは悪玉菌の増加につながります。
(特に赤身のお肉は注意)
お肉を食べ過ぎないようにして、魚などでたんぱく質を摂ることがおすすめです。
お肉を食べる時には、お肉の2~3倍の野菜も一緒に食べることを意識しましょう。
また、生理前や妊娠中は女性ホルモンの影響で便の水分が吸収されやすくなってしまうため、便が固くなってしまいがちです。
いつも以上に水分を意識して摂りましょう。
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成人女性の場合、1日18グラムの食物繊維を摂取するのが理想とのこと。
目安ですが食品ごとの食物繊維です。
納豆1パック 3グラム
ゴボウ1/4本 2.7グラム
さつまいも1本 8.1グラム
りんご1個 1.5グラム
めかぶ1パック 1.7グラム
普段の食生活にプラスしてキレイな腸に☆